こんなメンバーで学んでいます

こんなメンバーで学んでいます
クリスマス会での集合写真

2012年8月26日日曜日

ホームステイ、行こうか迷ってる人とかは、行かないって決意する理由がないよね??

今年の夏、ステイした子が、7月30日の日記に書いていたこと。
ステイしはじめてすぐ、いわゆるアメリカンな家族ではないということに気づき、他の子のステイ、たとえばバスケットゴールやプールが家にあったり、遊園地いったりハグしたりというのと、様子が違うと気づいたあとのこと。
 そういうことをしにきたのではなく、「英語を使いに来た」と気持ちを切り替えようと28日の日記に書いて、その後の日記。
 ちなみにホストマザーは日本人のお母さんとのハーフで、日本語は全然話せない。おばあちゃんが日本人で90代で近くに住んでいて英語と日本語を話す。

 7月30日 今日も朝、宗教のやつ読んだ。
ホームステイって(以前パーティからステイした)〇〇みたいにほったらかしにされたとしてもさ、何かは得て絶対帰ってくるよね??行こうか迷ってる人とかは、行かないって決意する理由がないよね??
  なんかお土産買ったら気持ちがウキウキしてきた。お土産パワーすごい。自分にしか聞かないパワーかもだけど。 中略

 今日、おばあちゃんが言ってたけど、日本からアメリカへのお土産はいろいろあるんだけど、アメリカから日本へはあまりいいお土産がないから、むずかしいらしい。
 お土産を誰に買うかとか、何を買うかとか全部自分で決めるのってむずかしいね。こんなの初めてだあ。いつもだったら「〇〇はあげなくていいんじゃない?」とか誰かしらが言ってくれるから。
 でも、こういうのも一つ一つが自分は今、めっちゃいい体験してるわあっていつも思う。
 明日もshoppingに連れて行ってくれるらしい。
 〇〇州Tシャツあるといいな。


この子にとってイメージしたものとは違っていたけれど、自分の書いた日記を将来、読み返したり、またホストマザーが書いてくれた英文がよくわかるようになったら、また自分のステイについての解釈も違ってくると思う。
 日記から私が読み解くに、自分用にあてがってもらった部屋は「自分の家のリビングくらい」だし、お風呂はホテルみたいと書いてあったし、一番下の八歳くらいの男の子まで料理を担当して作るらしく、それも美味しいみたい。ゲームしたり、Wiiしたり、ボーリングしたり、乗馬したり、桃をもぎにいったり。
 家の人は小食みたいだけど、大きな冷蔵庫の前でホストダッドが日本語で「イツデモスキナダケタベテクダサイ」っていってくれたり。
 教会のメンバーとサッカーしたり、ピアノを弾いて拍手されたり。いろいろとご家族も気を使ってくれていたし、自分たちの生活スタイルのなかで出来るだけよくしてくれていたと思う。
 家族はお風呂も週一でしか入らないけど、いつでも入っていいっていってくれたのも、違いを尊重してくれたんだと思う。
 

自分のホームステイのイメージと現実が違ったとき、中二の子が考えたこと

もう一つのHPにも書きましたが、今年、国際交流に参加した子の日記を読んでかんじたこと。

その子のうちは既に二回のアメリカの子の受け入れ経験があり、お母さんもうちの教室内でも一番くらいに、誰にでも明るく暖かく接する人。受け入れした子に対しても、ほんとに暖かく母親として接していました。

それに対して、今回参加した子の家のホストマムが、ちょっと対照的。「ホストファミリーが集まったときも、一人で編み物してた。」ような人。でも、ホストマザーが、この子の日記に書いてくれる文章からすると、とてもよく見てくれているのがわかる。直接、笑顔で接するのが苦手で、でも文章ならいろいろ書ける人という印象。
 日本人の子をホームステイに送り出すとき、よくスマイル、サンキュー、アイコンタクトとか大事と伝えるけど、ホストマザーはそれがあまりないタイプ。(でも、日記みると、喜んでくれてることとか伝わってくる。)
 子どもも現在家庭に7人いるけれど、ホームスクールで、夏休みというより、毎日勉強をしていた様子。ホストは、読書が趣味でおとなしめの中一の子で、でも自分の年下の兄弟とよくケンカしてたというような環境。ただ、ホストがあまり話しかけてくれないのが寂しいと、シャペロンに伝えたら、おそらくシャペロンが伝えてくれたらしく、その後からは突然、いろいろ話しかけてくれるようになったみたい。

 以下は、ステイした子の日記より、私が感動した部分。

私がステイした家はてきとうな

私がステイした家はてきとうな家でした。ホストは話しかけてこないし、お母さんはまったく話しかけてこない。人数が多くて今11人家に住んでる。人数多いと、お土産が全部しってる~って感じになるらしいけど、この家は受け入れが初めてだからその心配はなかった。でも、別で人数が多いから、いてもいなくても変らない事態だった。
 でも、妙な家に当たったら、自分を変える大きなチャンスになる。それは、そういう家じゃないとできないことだよね。もちろん、いい家に当たったらめっちゃいいよね。だって、楽しいのって最高だし。緊張して、勇気出して、成功したら、うれしいけど、しらけたら、超泣ける。
 そういうのを思うと、こっちを考えてくれる方が全然いいよね。でも、どんな家になったとしても、ためにならないホームステイをする人は絶対いない。
 例えば、自分を変えたい人なら、誰も知ってる人がいないこの一ヶ月で、絶対理想の自分に近づける。自分が本当に自分を変えようと思ってるなら、自分次第だし。どんな家でも自分を変えることはできる。
 あんがこのホームステイで本当に思ったことは、初めてした体験も多いし、人生初のいだいた感情が本当にいっぱいある。


 以上は、たぶん、ステイに最後のほうに書いたこと部分だと思います。日付のないルーズリーフの一枚に書かれていたのでよくはわからないけど。
 日本にいるときは、どちらかというと、自分の年上の兄弟のかげに隠れて、甘えているように見えることもあったこの子が、ここまで考えつつ、英語もしっかり「明日は、この表現を使ってみよう」などと日記に書きながら充実した一ヶ月を過ごしてきたことは、一生の宝物だと思います。


2012年8月16日木曜日

ききとりレッスン 3名終了

今年の夏の聞き取りレッスンは、4人のみ。

一人ひとりいろんな方法があり、違う方法を薦めると動揺しはじめて、いえなくなることもあるので、その子のやり方にそってすすめる。

感じたのは小学校低学年になると、英語独特の子音や、文字に書いてあるけれど音にはほとんどしない音が苦手。
苦手というのはどういうことかというと、混乱する。聞き取れないことで、小5の子などは英語につけようとするカタカナになんて書いていいのか、本当に混乱してしまう。

そういう子たちと方法を別にして、全く耳で聞き取ったまま小6くらいまで何の苦労もなく、英語を真似していう子もいる。
それぞれのタイプを良く知り、上達をめざすのにききとりレッスンは有効。

2012年8月12日日曜日

今までにとった写真や生徒さんの書いたものなどを、いい記録に残せる方法は?

Stop,Taroの話をやるときに、絵本の周辺で使うものを探していると、今はもう高校生や中学生の子が書いたアイスやスミレの絵が出てくる。

毎年、行事やキャンプのたび、特に一年生の写真はたくさんとってある。それらもほとんど私が自分で持っているだけで未使用。
ネガのどきは、逆に焼き増ししてあげたりしていたけれど、今はもうそれもなくなりPCに落としたまま。

毎年、どんな発表をしたか、そのお話のときには、どんなことをして子どもたちが楽しく遊べたか等も、自分のノートにはバラバラに記録していたり、ワードで保存してあるけれど、もう10年も前のものは使いようがない。

 でも、もし「たぬき」というお話をキーワードにして、いろいろ検索できたら、女王さまとお茶を飲むのときは、本物のマフィンを買ってきて食べたこと等、すぐ調べられておもしろいと思う。
これだけPCをいろいろに使える時代だからこそ、何かできないかなと夏休みに考え中。

2012年8月10日金曜日

「死者の書」 大英博物館 古代エジプト展

数千年前の記録が残っていることが、もちろんすごいのだけれど、死後の世界をすごく大切に考えた古代エジプトの人たちの心理状態と、死後に永遠の生命が欲しいと思うゆえの生前の日常の精神状態はどんなものだったのだろうと興味深い。

 自分はどちらかというと死ぬまでが人生と思っているので、死んだ後、こうなりたいから現世で徳を積むというような発想はあまりなく・・。
 どちらかというと、現世でも、人が見ていないからといって悪事を働けば、人間を超越した存在が自分をじっと見ている気がして、そこのところ恥じたくないから、善行を心がけます。

それとも、死んだくらいでは楽にならないという発想なのか・・・。死んで終わりにならないから、さらに現世を一生懸命いきようとしたのか・・・。

2012年8月7日火曜日

2013年度の打ち合わせ

2012年度の計画をたてるはずの3月ごろは、中高大生クラスはジュリアスシーザー一色だったので、2013年度の計画こそ一緒に立てようということに。

といってもそれぞれ忙しく、やっと今日は大2のHと地元でご飯を食べながら打ち合わせ。
1 読書会
2 映画(ライブラリー関連)
3 小学生と一緒に宿題をやる日
4 中高大生クラスに小6、小5を招く日
5 一緒に絵を描く たとえばパーティ発表のテーマをみんなで大きな絵に仕上げる
6 野川公園でオリエンテーリング+バーベキュー
7 小学生が英語でインターンに手紙を書くのを手伝う 
ホームステイから帰国した子が、英文メールを作るのを手伝う
 小学生用英語プリントを大学生が作成
8 絵本の読み聞かせ たとえば合同練習やハロウィンで、テューターでなく子どもたちが読みきかせをする
 通常パーティで小6、小5が自分の選らんだ本を読み聞かせする


いろいろいいアイデアを出してくれたので、これを秋から来年までの年間計画におとしこんでいきます。

2012年6月6日水曜日

インターンのトビーとたくさん遊んだ小学生

今回は、世界で一番楽しいパーティ訪問だと思ってもらうのが目標。
 それぞれの自己紹介カードのほか、ぼうずめくり、カルタ、福笑い、チームチャレンジ。

遊ぶ!遊ぶ!短い時間だけど、その中でゲームのルールを知らないと思われるトビーに対して、自然と小学生男子で受け入れ経験のアル子がケアしてあげる姿を見ることも出来たり。

帰り際にトビーも、こんなにたくさんのゲームを一日でやったことないよ~といってました。

ちなみに私が紹介した日本は「あじさい」。
これから雨の季節になると、きれいなんだよ
今はシャビーだけどね~なんていっときました。
 
子どもたちは「またいつ会える?」なんて聞いて、キャンプで会えそうということになりました。

2012年5月1日火曜日

子どもたちがほしがった賞

グリム「ひとうちななつ」の発表終了。

前回の〇〇賞が子どもたちのモチベーションに良い影響を与えたので、今回も導入。
感動したのは、小学生が投票した「がんばったで賞」に、一番年下の女の子Fちゃんが選ばれたこと。みんな、小学生もあがって動きを忘れそうになるなかで、がんばってるなってみてあげてたんだなと思います。
 
 11個の賞は、パーティで発表したいと思います。

ちゅうは、「キャスカ」がはいってるときは元気。

小学生の発表会を見に行く前も、昨日もきょうも、大学もいきつつ、シーザーの追い込みでがんばるパーティ唯一の二十歳(おとな)なちゅう。うちにきても、連日でぐったり。動きのアイデアを出し合っても、みんなで話し合っても気の毒なほど、塩をかけた菜っ葉のよう。

でも、キャスカのセリフをいいはじめたら、みんなが目を丸くするほど元気で、動きを考えるときもおかしいことばかりして、笑わせる。
「どうした?さっきまでの元気のなさは?」と逆質問。
最近はキャスカの夢まで見る「ちゅう」には、いまキャスカが降りてきてるかも。

それくらい、ふとっちょマイペース早口皮肉屋キャスカの役を愛してます。
でも、ちゅうのやる平民の役も、ほんっとおもしろい。

2012年3月16日金曜日

スペイン語 母語以外のことばを使おうとする体験から

スペインでは「日本以上に英語が通じない」とガイドブックにあったので、それは大変と
会話集を持っていきました。
いいたいことばをシーン別の日本語から探し、そのカタカナを読めばいいようになっています。
カタカナを読むという一見簡単そうなことが、まるで記号か呪文をとなえるようで
どうしても覚えられません。

とっさに出てこない。
でも、あいさつのことばオラ、グラシアスは、何回か繰り返しているうちに耳に残り自然といえるようにはなりました。

結果としては、観光や食事で利用する場所はほとんど英語が通じるのでスペイン語が
出来なくても美味しいものも食べ、みたいものもみることが出来ました。
(スペイン英語なのか聞き取りにくい英語も、もちろんありましたが)
タクシーの運転手さんは、ほとんんどスペイン語オンリーでした。

行く前に、スペイン語の勉強になればとラボCD「ありときりぎりす」のスペイン語英語版をipodにいれておきましたが、1回くらい聞いただけ。
ところが、やっぱりスペイン語も少しわかったほうがタクシーの中とかでも片言でも話せたかなと思い、聞きなおしてみると・・・。
おもしろいほど、スペイン語が耳に入ってくるのです。
興味がわいているし、旅行中にスペイン語は聞きつけているので、スペイン語のあとにくる英語をきいて、そのスペイン語が何だったのか類推するということを続けているうちに、
フレーズが耳に残り、耳に残るといえる気もしてくる。

逆にカタカナ読みしていた会話集のスペイン語が、出てきたのを聞き取れても「あの言葉だ!」と嬉しくなる。

「駅はどこですか?」等用足し会話では興味がわきにくいですが、ストーリーがあるので、今からかっている場面だなと思うと、そのからかった言い方と一緒に耳に残ります。

テキストでカタカナを読んで使おうとしたときはとても難しく覚えにくいものに感じたものが、耳から物語のシーンのスペイン語で聞くと、とても親しみやすいものに感じられる体験をして、今、子どもたちとやっている方法は有効なんだと再確認、実体験もできました。

とりあえず興味が持てるものは聞いていて楽しいし、耳に入ると、いえる気がしてくる。それが言語習得体験なんだと基本を確認。歌で覚えるのもきっとそういうところからでしょう。

2012年3月11日日曜日

スペイン バルセロナへ

3月8日から12日まで、シーザーのオーディションもあるというのに娘とスペインへ行って来ました。

一日5食といわれる生活そのものを楽しむスペインの人たちの生活に触れ、聞いてはいたものの自分のあわただしい日々の暮らしと比べてカルチュアショックともいえる経験をしました。

簡単に美味しいものが食べられるバルの存在もうらやましいし、ベビーカーをひいた親子からゆっくり歩くお年寄りまで、みんながそれぞれにつどっておしゃべりを楽しんでいる。

建物も町並みもびっくりするほど歴史の重みがありつつ美しい。とまったホテルの前にはカテドラルがあり、毎日それを見るだけで満たされた気持ちになりました。

今回、ガイドブックにはのってないようなスペイン人たちが日常に使うバルやレストランに普通に入って、いろいろ食べることができたのが美味しく楽しい経験。
日本以上に英語が通じないとガイドブックに書いてあったので、どれほどかと覚悟していきました。
英語が通じると書いてあるガイドブックにのってる店のほうが良いんじゃないかなと私などは思いもしましたが、娘は、せっかく来たのだからと、街角のバルに入り、ウエイターさんに英語で、昨日のバルで食べたものを参考にどんどん注文。スペイン語でなくても通じました。
 
 一年アメリカに留学した娘のほうが、スペイン語しか通じないかもしれないところで英語で通す実力が高い。逆に、サクラダファミリアの英語を話すスペイン人のボランティアスタッフの英語は、私のほうが聞き取れたり。お
 言語的にもおもしろい経験ができた旅行でした。ちなみに、バルセロナはカタルーニャ語ということで、スペイン語の留学先としては向かないことも判明して、たぶんもう一度訪問することはないかな。 

2012年2月27日月曜日

個人ききとりレッスン日程

Labo Ochi Party  個人レッスン進行中


聞き取りレッスンをラボ歴も年齢も違う子達が取り組んでいます。
記憶(メモリ)の総量
聞こえる音 聞き取れる能力 
口が動くかどうか 

聞き取ったものを、そのままにいう度胸があるかどうか

いえるかどうかは別にして、なんらかの音が聞き取れない人はいない。
それを、何でも良いから聞こえたとおりにいってみてといわれても、いえない子もいます。
本当に一人ひとり違います。

日ごろの英語の音を聞く量が、聞き取って言葉をいおうとするときに、物をいうのがわかります。
発表会の前に、急に聞き取って言おうとしてもだめで、やはり耳をならしておくことが大事。

聞き取りレッスンから、私自身もあらためて、それぞれの子の学び、英語の音との関わり方、
成長について、気づくことがありました。
聞き取りレッスン等が落ち着いて、時間ができたら、聞き取りいろいろアップしたいと思います。

2012年2月8日水曜日

シェークスピアが相手でよかったんだと思う

中学生以上のクラス、春、15周年発表会でピーターパン。夏にはオバケのQちゃんを発表。
次、何にする?いつもと同じ感じで選びはじめた。
プロメテウスの火 ペルセウス オオクニヌシ 耳なし芳一 ナイチンゲール ロミオとジュリエット ジュリアスシーザー バーバーヤガー アリババ 不死身の九人兄弟 ひとうちななつ 三人のおろかもの はだかの王様 幸福な王子 ざしきぼっこ 平知盛等が候補にあがる。
 その中で、小さい子も一緒にやりたいものはとりあえずはずし、さらに絞り、気づくと平知盛とジュリアスシーザーの一騎打ち。

 知盛とシーザーにしぼる過程で、来年、パーティ初の卒業生を出すから、記念にオーディションにも出ようかという話になってくる。
 一ヶ月以上もどちらにも決められず、CDもない子が多いので、テューター宅のポストを受け渡し場所に、みんなで回覧して聞く。
 いろいろあって結局シーザーに決まり、冬に休会中の子も含めてライブラリーをそろえやっとスタート。

12月は早いセリフをいうので精一杯。 ローマ人の物語(塩野七生)も読んでみようと提案。中学生は撃沈。大きい子の中に数名読んだ子が出て、シーザーとその時代について学び、
「暗殺された日は、元老院がシーザーを帝王の座につかせようとするかもしれない重要な日であった」ことなどがわかる。
 ローマのシーザーの話なのか、シェークスピアのシーザーなのか、それによって違うよねという声もあがる。
 セリフが言えるようになり、背景の表現が思いつかなくて、それぞれにとって本当に苦しい時間がはじまる。
 参考になるかと思い購入してみたエミー賞受賞「ローマ」のDVD12枚組み。元老院の様子やトーガの着こなし、当時のファッション等はわかったものの、残酷な刺激の強すぎる映像なので、大学生にすら見せることが出来ない・・・・・。 
  めずらしく娘と二人、朝から一日、ブルータスのセリフの背景を考える日もあったが、何も生まれず、あまりに苦しい時間。
 それぞれが考えてきた背景  具象と抽象の入れ方が全く逆だったり。中2以下は、物も言えない日々が続く。毎回のパーティが放っておくと重苦しいものになりそうなところを、「にもかからわず笑う」的なみんなの明るさで乗り切る綱渡り。
 そんななか、地区の発表会を見に行った中3二人が、テーマ活動の動きについて何か気づいて帰ってくる。
 でも一月も苦しい。
「精神の支配者たる理性と、その臣下たる感情が激論を戦わせはじめる」とか
「若々しい野心が足をかける梯子」とか、Qちゃんには出てもこなかったような言葉に翻弄され
自分たちがその場面で何を表現したいのか、本当にわからなくなる。

 よしんば、セリフの気持ちは理解できても、それを表現しようとなると背景に何を作っていいのか、
R ブルータスの理性と感情 明らかだから、上下だけだとあらわしにくいから左右も使う
Y 舞台は広い 二つにわけると人数がへる 二つの対立をやってみてもいいけれど、一つのものが、全員で両方 自分の中に2人の人 みんな固まっていて、そのなかでたとえば 理性と感情 
などという意見は出るも、ぴんとくるものが作れず。
何をどうすればいいのかもわからなくなってくる。

私はライブラリー委員になり、シェークスピア研究をするのをきっかけに評論を読み、劇を見に行く。同時に、娘が大学入学のための面談準備でシェークスピアの伝記を読み、教授たちにシェークスピアについて激しく語られる。
 「シェークスピアって、すごいんだね。もう一回、そこにもどろう。」
すると、ラボ的に背景を考えるという習慣をいったん置いて、ラボ的にはCDに限りなく忠実に英語も日本語もテンポも大切にして、そこに生まれるものを観客と共有する、つまりシェークスピア的なやり方にしようとひらめき、大学生の集まりで納得され、昨日は、中高生も含めて、方針を確認。

やっと扉が開きました。昨日は、みんな生き生きとどんなセリフも言うことが気持ちよさそうでした。

2012年1月2日月曜日

アメリカンにアレンジされた着物の雰囲気を作り出す。

呉服関連の実家で着物を着付けしてもらうということで、マリーも含めてみんなで外出。

用意してくれていたのは日本らしい柄の着物とそれに良くあった帯。
2パターンを用意してくれていたので、どちらかを選べばいいと思っていたら、そこはアメリカンなので、自己主張がはっきり。
「自分はピンクが好きなのでピンクの着物がいい。」
希望にそう着物はあったものの、帯がまた難しい。今度は、無地に近いオレンジの帯を選ぶ。

日本人の感覚でいくと「?」な感じの組み合わせだけれど、この場合、本人がいいというのもがいいのだろうと、周囲はみんな自分を納得させて、その組み合わせでOKということに。

世の中って、こんなことがあちこちであるんだろうなと思った。
自己主張、趣味をきちんと伝えるがために、本来の着物姿とはちょっと「?」な組み合わせになるような。
でも、ピンクの着物 オレンジの帯ともに可愛いので、黄色がかった髪のマリーにはよく似合い、なんかこう、アメリカンにアレンジされた着物の雰囲気を作り出していました。
ちなみに髪留めに使ったピンクの花は、自分が20代のころに友人の結婚式でよくつけていたもの。
こんなところで役立つことになるとは夢にもおもいませんでした。

2012年1月1日日曜日

帰省した弟が「最高の誕生日だったんじゃない?」といってくれたから・・・。

1月1日は、父の誕生日。

毎年、私が1日にケーキを作り、みんなで祝うのが定番。
今年もそのつもりだったのが、アクシデントが。

シニアメイトとして、くろひめにいかなきゃいけなかったKが、電車の中で気持ちが悪くなって、
どうにも先に進めなくなり、集合時間に間に合わず、シニアを辞退することに。

彼の最近の行動を振り返り、元旦の3時に体調が復活したところで、Kを呼んで二人ではなしをしました。
Kも自分の日常や気持ちを素直に話してくれて、(この年頃の男子は親ともろくに口をきかないことを思うと、本当に反省して一生懸命話したんだと思う)、充実した話し合いにはなりました。
が、父のケーキは出来上がっていたものの、いつものハッピーバースデーの歌を歌うところには居合わせることが出来ず。

 でも、マリーが本場の発音できれいな声で歌ってくれたらしく、「父の誕生日会に、テューターとしての仕事で居合わせられないというのも因果なものだ」と思う私に、弟がひとこと。
 「おやじ、最高の誕生日だったんじゃない?マリーが歌ってくれて。」
そのことばに、ほっとしました。

 一年の計は元旦にあり。
家族と仕事、どちらも大事にして両立。そこに何かが生まれる。
そんな意気込みで今年一年の計画も立てていきたいと思います。