こんなメンバーで学んでいます

こんなメンバーで学んでいます
クリスマス会での集合写真

2011年1月20日木曜日

中高生クラス ピーターパン

先週、抽象画のピーターパンの絵本をみんなで見て話し合い、今週は、自分の疑問を10個ぐらい持ち寄ろうといことになっていました。
みんな、一枚にCDから、よくいろいろなことを考えていると思います。
聞いていて、不思議に思うことがあって、それを話し合える仲間がいるというのはいいものです。
一人の話に、人が付け加えることで、新たな発見がうまれる現場、という感じです。

○子供たちはフックにつかまっているのに、いがいと怖がっていない。
○かえって、海賊のほうがフックをこわがっている。
○子供は、海賊のこわさ、つまり大人の怖さを知らないから、怖がらないのでは?
○絵本の見返し 表表紙と裏表紙の左右反転のつくりは、大人になって物事をいろいろな方向から見ることの暗示?

○宵の明星の存在が不思議。「目をとじて」 という言葉が出てくるが、これは子供が寝るときの読み聞かせのような、言い聞かせているような感じ。

○ピーターのマークは星だから、親子?ジョンが大人になったとか?
○絵本の英語が書いてあるページの色が、そのページごとに違う!
○「今度こそフックかぼくか」という対立構造がくっきり。
○ウェンディというのは、一人、ないないないの国に来る前にいた場所、「家」を覚えている存在。
他の子より年が上。思春期をむかえている存在。
○自分の血をみて取り乱すということが、あらわしているのは?
○ワニの存在は、時間?大人になると時間に追われるという意味もあるのか?
○ピーターが、自分の家にかえってみたときに、お母さんが他の赤ちゃんを抱っこしている姿をみてショックを受けたというが、実は、自分の意識が分離していたのであって、それは自分だったのでは?
○作者バリの兄が8歳で死んでいて、そのときの姿で、母親の心に永遠に残っていたということも、ピーターがずっと子供のままというところ現れているのでは?
○大人になりたくないピーターも、父親ごっこはしている。お父さんにはなりたかったのか?

動きについて
○殺された海賊の処理どうする?(笑) イメージとして、死んだ瞬間に霧のように消滅する感じがある。
○背景 血がくずれる 血を何ととらえて、何がくずれるのかを考えないと。
○フックがやられたらふらふらして、みんなでワニになる。
○船倉にいるとき、海賊の存在をどうやって消すか?後ろ向きになるか。

2011年1月12日水曜日

ピーターパンの絵本と中高生

小さい子たちとどう取り組んでいくか、また楽しい宿題を出してみるのも良いねなどと話す中で、絵本を眺めてみました。
みんなで見ると、あの抽象画が迫力をもって迫ってきました。
これは何を意味するんだろうなとどいって、じっくり見始めると、次々にみんなの連想がとまらなくなり、なんと、この絵をじっくり見たことで、「がぜん、やる気がでた!」という人や「なんだかコワイ。きょうからこのCD聞けない。」といって怖がる子も。
  
 抽象画の持つ力を再認識しました。

小学生のA君が、ピーターパンのCDは、なぜ響いているみたいに聞こえるの?と私に聞いてきたことがあって、「?」で、じゃあ、今度私も聞いてみるねといったまま、放置してました。
なんときょう、中学生のTが、「響いて聞こえる」というので、みんなで聞いてみました。なんと、やまびこのように、小さく同じセリフがところどころ聞こえてくるのです!
 A君がいっていたことはこれだったんだとびっくりすると同時に、響く意味がわからないので、みんな、1から4までもう一度きいて、疑問に思ったことを10個は書き出してこようということになりました。

2011年1月11日火曜日

きょうのクラスの様子

幼児クラス
 ハンプティダンプティ、 プシーキャットを口ずさみながら動きをつけて、意味理解をしました。
各リーダーも順調。
ロージーちゃんのひみつは、長いので、最初の部分のみを遊びました。
はじめは、ロージーちゃんのセリフをリピートしていましたが、慣れてきたので自分の秘密を教えました。
「私は本当は大人なんだよ。」といってみましたが、みんなキョトンとしてました。当たり前と思ったのか・・・。
ひみつを教えることは嬉しいらしく、「本当はぶどうじゃなくて、パイナップルが好きなんだ。」とか、「パティシエールになるんだ。」とか、きらきらした瞳で答えてました。
 「ひみつ」っていわれてることを、聞く、それだけでわくわくしました。おうちでも、ノックを三回してみてください。

 小学生クラスは、Ezekiel saw the wheelとHe's got the whole world in His hand,
今月のSBをゲーム化して歌えることを目指しました。
 
 大人にならないピーターパン。大人とは?子供とは?そんなことを話しました。
子供のときは、おままごとや戦いごっこするよね?
何も入ってないままごとのおちゃわんでも本当に入っているつもりで遊んだでしょ?
死んでないのに「いま、おまえ、打たれたよ。」とかいわれて死んだふりしたり。
でも、大人が、会社とかで書いたふりごっこしてたり、ビール入ってないのについだふりする?
しないよねえ。
 子供のときって、あるつもり、で想像力をつかって遊んで楽しめるんだよ。だから、ピーターパンも、どんな舟にのっていたのか、どんなにおいがしたのか、全部、本当にあるつもりでやろう!と話していると、みんなそのうちに本気になってきました。

 私が「ピーターがそこから入ってきて、いまテューターのことつっついた~。」「あれ、今は、Kちゃんの後ろにかくれちゃったよ。」「飛んでドアのほうにいった」などいううちに、みんなも、「今、そっちいった。」とか、本当にいるかのようにふるまいはじめました。
 この反応のよさ、大人の保護者会でやってもなかなかこうはいかないでしょう。やっぱり、みんな「ないないないの国」の住人です。

2011年1月8日土曜日

英語のできる「どういう」子に育てるか 今年の5つの目標

1 老若男女誰とでも、どこの国の人とでも、心を開いて話しのできる子に
2 英語が使えることで、自分の世界を広げられるように

この二つを目標としてラボを運営してきました。

ラボっ子家庭で、今までに受け入れた子達も、再度、日本に来ている子もいます。
パーティで受け入れした5人のうち、R君、Nちゃん、Mちゃんの3人は、一ヶ月のホームステイの後、大学生になり長期留学で再来日しています。
R君、Mちゃんも、暖かく受け入れてくれた日本人家庭との交流のおかげで、再来日する勇気も持てたのではないでしょうか?
3 私たちが、英語を学ぶ、環境に触れると同時に、ウィンウィンで、海外の方にも、日本を伝えることで、異文化体験してもらう面を増やす、これも、今年の目標です。

話は飛びますが、印象的だったのは昨年の夏のMちゃんのホームステイ。
ホストファミリーが「Mからとてもたくさんのことを学んだ。」といってもらえたこと。
「道」という漢字が、ファミリーにあり、でも意味はわからなかった、そこをMちゃんが、ROADのこと、と教えるとか。日本料理を作るとか。
これは、受け入れるホストファミリーの側に、既に過去に日本人家庭にホームステイした女性がいて、異文化を理解したいという下地があったことが大きいと思います。今、ラボのホームステイは二世代目に入ろうとしています。二世代目交流が引き続き行われることで、お互いがより深く理解しあえる上に、それを喜びと思えるようになる時代が来ると思います。
ラボは45年も続いているのに、いまだマイナーです。マイナーであることで、多くのテューター達が会員募集等でくじけそうになっています。
今くじけずに続けることで、今年誕生する子供が社会に出る二十数年後には、本人も楽しみながらグローバルに活躍できる人が増えているはず。
本人にとっても、子育てをする親にとっても、いろいろな国、世代の人と関わることが自分にとって楽しいと思える環境。
ということで、目標4 二世代目の国際交流を続ける 会員募集をさぼらず続ける

今年の1月3日の日経新聞の社説に「グローバルに活躍できる人をもっと多く」とありました。
韓国企業は、インドでカギのかかる冷蔵庫を商品として投入しシェアを広げたとのこと。これは、多くの韓国企業の駐在員は家族帯同でインド、中東に長く住み、現地の人とのネットワークを広げ、現地のニーズをひろえるからだそう。
三菱商事は今年から若手を全員、新興国などに派遣して、「早いうちに異文化を体験する重要性を強調」している模様です。
 TOEICの点数、英検合格が結果としてできる子を育てるとしても、私の目標は点数ではなく、5 異文化を受け入れる下地を、楽しく子供たちに与えることです。
 それはちょこっとした英会話、英語圏の人と週一一時間触れるなどということだけでは、身につかないものです。逆に言えば、日本にいて、日本人の親でも、考え方の違うよそのご家庭と何か共同作業をすること、または、食材の買い物等、身近なことで、海外の存在を日常的に子供たちに伝えること、そんなことで、異文化体験は育ちます。
 子供にとっての異文化体験は、あらゆる場面で育ちうることを、今までの経験をもとに、皆さんにお伝えしていくのは、私の目標です。
今年も提供していく予定のすべてのプログラムに、まんべんなく積極的に参加していただく、これだけで、異文化体験は育っていきます。育つポイントは、いい意味でご家庭も巻き込まれていただくこと!
 親も一緒にテーマ活動、せめてフォークソングでも共有、親子で支部等の大きい発表会を見に行く、交流会や保護者会に積極的に参加していただくことで、自然と育っていきます。
 中高生以上のお子さんの場合は、子供だけを親から手放して積極的に外に出して、仲間とのつながりで、責任感、自立心を育てることが必要です。仲間や尊敬する先輩の力が、子供を育ててくれます。

個人的目標ですが、ブログをこまめに更新。保護者の方とお話する時間ととる。子供の体力に負けない体力づくりも目標です!

「原宿で、英語を話している人、かなり見かけた」の感想

娘が先輩と原宿のバーゲンに行き、帰ってきての感想。

「時代は変ってるね。ほんと、英語やってて良かった」とのこと。

本当にそう思います。15年前、日本国内の会社で海外の人が働くのが普通になったり、社内公用語が英語になるところが出てくるとこまでは私にはイメージできていませんでした。

でも、今のラボメソッドの基礎を作った先輩テューター達は違ったんですね。
40年前、小学生だったわが子は、一ヶ月間程行われていたラボキャンプや、友達のテューターに預けて、一ヶ月の引率者として、海外へいっていた行動力のある先輩女性たちの見識の高さ。
海外でテューター自らがホームステイや交流を体験し、これからの子供たちに必要なことを確認し、それをプログラムの中に取り入れていったこと。
それが、今の子供たちがグローバルに活躍できる能力を獲得できるプログラムとして生きています。

留学生交流会に、まずその視野の広さが現れていると思います。地区で何十年も脈々と続いている交流会。
一ヶ月ホームステイで日本に来るのは北米、オーストラリアの青少年たち。
でも、この一泊交流会では、中国、韓国、マレーシア、ウガンダ、フィンランド、過去にはバングラデシュやフィジーなど、本当にいろんな国からの留学生をお招きしています。
私がラボをはじめて、これに参加するようになったころ、会員さんのご家庭から、「なぜ英語圏の人でないのか?英語を習っているのに。」と質問されたこともありましたが、今はなくなった質問です。

11月に行われた留学生交流会では、高大生以上のプログラムで自己紹介をしてくださいというと、
中国の留学生たちは、次々と英語で自己紹介しはじめました。
韓国の留学生は、逆にすごく上手な日本語で、「ここで英語と思っていなかったので、日本語でいいですか?」と苦笑い。

中国の留学生の英語自己紹介は、名前とよろしくお願いしますくらいの簡単なものだったので、それが流暢な英語かどうかまで知ることは出来ませんでしたが、とりあえず、物怖じせずに英語を使う態度に好感が持てました。そして彼らが、共通語は英語だと自然に思っていることも深く印象に残りました。

英語をならっているといっても、「英検」やTOEICを目標に上げているのでは、グローバルな人材には育てられません。
ベルリッツの会長、内永ゆみ子さんが先日、テレビでのインタビューに答えていたことば、「コミュニケーション能力が必要。TOEICで何点をとったがすべてなんじゃなくて、それをどう使っていくかが大事。」という言葉に、深く共感します。

2011年1月5日水曜日

ピーターパンに決定!

年末の実行委員会で、中高生が持ち寄った、お話にちなんだゲーム。
どれもいいアイデアで、幼児さんから高校生までみんなで楽しみました。

ひとうちななつとピーターパン、動く前にみんなの意見を聞いたところ、小さい子ほど、ピーターパンがいいとのこと。

二つのお話を、じっくり遊んだあと、決をとると、なんと10対10。
その後の小さい子たちの意見の言い合いのすばらしかったこと。
幼稚園生まで、手を上げて、なぜピーターパンがやりたいか、一言ずつ意見をいってました。

この世の中、日本の若者は自分の意見をいえないと批判されがち。この子達は、そんなこととも無縁だなと、年頭から希望を持ちました。

小さい子たちは、とてもいい感じに中高生になついていました。プレイルームから入会して、今、中学一年のHちゃんのひざにもずっと、幼稚園生がのっていました。ほんと、成長したなと嬉しくなりました。

きょうは、物語の理解は、本質的なところは小さい子たちのほうがずっとよく理解していたかな。
大きい子達は責任感があるので、これから発表まで、小さい子たちをひきつけけて、英語も日本語も伝わるものにするために、どうやっていけばいいか、真剣に考えていきます。

小学生が、しっかりしてきました.自分たちがやりたいといった話、ピーターパン。中高生は、全員、ひとうちななつを押していました。
みんなでディベートのように話し合って、自分たちの意見が通ったということで、小学生たちの自覚が全然違います。
帰りに、「よし、がんばるぞ!」とつぶやいていった小学生もいました。こんなことは、はじめて。