こんなメンバーで学んでいます

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クリスマス会での集合写真

2012年8月26日日曜日

自分のホームステイのイメージと現実が違ったとき、中二の子が考えたこと

もう一つのHPにも書きましたが、今年、国際交流に参加した子の日記を読んでかんじたこと。

その子のうちは既に二回のアメリカの子の受け入れ経験があり、お母さんもうちの教室内でも一番くらいに、誰にでも明るく暖かく接する人。受け入れした子に対しても、ほんとに暖かく母親として接していました。

それに対して、今回参加した子の家のホストマムが、ちょっと対照的。「ホストファミリーが集まったときも、一人で編み物してた。」ような人。でも、ホストマザーが、この子の日記に書いてくれる文章からすると、とてもよく見てくれているのがわかる。直接、笑顔で接するのが苦手で、でも文章ならいろいろ書ける人という印象。
 日本人の子をホームステイに送り出すとき、よくスマイル、サンキュー、アイコンタクトとか大事と伝えるけど、ホストマザーはそれがあまりないタイプ。(でも、日記みると、喜んでくれてることとか伝わってくる。)
 子どもも現在家庭に7人いるけれど、ホームスクールで、夏休みというより、毎日勉強をしていた様子。ホストは、読書が趣味でおとなしめの中一の子で、でも自分の年下の兄弟とよくケンカしてたというような環境。ただ、ホストがあまり話しかけてくれないのが寂しいと、シャペロンに伝えたら、おそらくシャペロンが伝えてくれたらしく、その後からは突然、いろいろ話しかけてくれるようになったみたい。

 以下は、ステイした子の日記より、私が感動した部分。

私がステイした家はてきとうな

私がステイした家はてきとうな家でした。ホストは話しかけてこないし、お母さんはまったく話しかけてこない。人数が多くて今11人家に住んでる。人数多いと、お土産が全部しってる~って感じになるらしいけど、この家は受け入れが初めてだからその心配はなかった。でも、別で人数が多いから、いてもいなくても変らない事態だった。
 でも、妙な家に当たったら、自分を変える大きなチャンスになる。それは、そういう家じゃないとできないことだよね。もちろん、いい家に当たったらめっちゃいいよね。だって、楽しいのって最高だし。緊張して、勇気出して、成功したら、うれしいけど、しらけたら、超泣ける。
 そういうのを思うと、こっちを考えてくれる方が全然いいよね。でも、どんな家になったとしても、ためにならないホームステイをする人は絶対いない。
 例えば、自分を変えたい人なら、誰も知ってる人がいないこの一ヶ月で、絶対理想の自分に近づける。自分が本当に自分を変えようと思ってるなら、自分次第だし。どんな家でも自分を変えることはできる。
 あんがこのホームステイで本当に思ったことは、初めてした体験も多いし、人生初のいだいた感情が本当にいっぱいある。


 以上は、たぶん、ステイに最後のほうに書いたこと部分だと思います。日付のないルーズリーフの一枚に書かれていたのでよくはわからないけど。
 日本にいるときは、どちらかというと、自分の年上の兄弟のかげに隠れて、甘えているように見えることもあったこの子が、ここまで考えつつ、英語もしっかり「明日は、この表現を使ってみよう」などと日記に書きながら充実した一ヶ月を過ごしてきたことは、一生の宝物だと思います。


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