今度の英日で発表するお話を決める話し合いでのこと。
ピーターパンの2話 ジョン万2話、たぬき2話、かさじぞうから選ぶ。
なぜジョン万次郎の話がやりたいかという理由を小2のJが、的確に次々といっていったのがすごかった。
ラボもジョン万と同じ。(たぶん国際交流とかのことを言いたいのだと思う)
どっかの国にいったとき友達になって・・・はじめて日本人でアメリカ人と・・・。
ペリーがきたとき、ジョン万がいなかったら、そのあとの日本は大変なことになっていたと思うし。(これは、歴史好きだからどこかで覚えていたのかな?)
あらくれものがでてくるし。黒潮にのっていくし。(ちなみに彼は亀をつかまえるシーンがすき)
いろいろな理由をいって、「ラボも同じなんだから、このお話をやらなきゃ。」と使命感にもえてるような感じだった。
ライブラリーのジョン万次郎はCD3枚という制約のなかで、ご本人の伝記として必要十分な出来になっているのだろうか?と思っていたけれど、ここまで小2の子がうけとっているメッセージがあるということは、すごい。
これは、ライブラリーを飛び越えて、子どもが直接万次郎さんの生き方に触れえたとしかいいようがない。
中高生の発言なら、何かで調べたりして補足して、生き方としてとらえたんだろうなとか思うけれど、小学二年生がライブラリーを聞くという作業中心で、こうしてこの話をとらえてくるところに感心した。
小学生以上は、中学になって歴史でならったときに役にも立つし、興味も深まるから、ぜひ新刊ジョン万を購入しましょうなんて、勧めていた自分が、子どもを甘く見ていたと反省。
小学生だって、ジョン万のライブラリーを作ってラボっ子に渡したいという、テューター達の思いも含めてこんなに受け取ってくれるんだから。
どこかで異次元空間で彼は万次郎にあって、わけへだてのないその人柄で、肩車でもしてもらってのではないかしら?と錯覚するほど、近くとらえているところがすごい。
最近、不思議なことのおこる小説を読んでいるせいか、少し想像が飛躍してしまいました。
日々丁寧に大学生まで含めた子どもたち、そして保護者の方たちと向き合う中で、そのお子さん、そのご家族にとって英語が今と未来をより楽しくする手段となることを、ライフワークにしています。
こんなメンバーで学んでいます
2011年9月28日水曜日
2011年9月13日火曜日
昔 可愛い子には旅をさせよ 今 反抗期こそ国際交流
帰国報告会にいってきました。
自分がホームステイで、どんな体験をしてきたかを写真を数枚スライドに写しながら、短いですが体験談報告もあり、文集を読む以上に子供達の生の感想が伝わってきました。
今年は震災の影響もあったのか、自分がホームステイという体験をさせてもらえたことに対して子供達が感謝のことばをいうシーンが多かったように思います。
中学生の男の子までが、「この体験ができたのは、親やテューター、ホストファミリー、自分に関わってくれたすべての人のおかげです。有難うございました。」とマイクの前で感謝しているのを聞いて感心しました。普通はこの年齢では友達や知り合いの前でこんなこといえません。中学1、2年男子といえば、反抗期まっさかりで返事もろくに返ってこないような年頃。女の子でも、携帯電話の使いすぎ等、いろいろある頃。
その年頃の子達が、ホームステイに参加して、日本の親のいないところにいく。いつもの自分、なれた場所、気の置けない友達に囲まれていれば、今、自分がこうして生活していられることが当たり前すぎて気づくことができないことがあります。日本で部活にあけくれる小さな自分の世界にいるだけです。親や友達と離れることで、自分にとってその存在がいかに大切だったかも実感します。
出発前に、「準備はできたの?」と口うるさくいわれて、うっとうしいと思っていた親も、「そういえば、おみやげ作りを手伝ってくれたな・・・。有難う。」という思いに変わります。してもらって当たり前と思っていたことも、向こうの家族にやってもらえば、“Thank you”といい、そして、日本の家族にもしてもらっていることは決して当たり前のことではないんだとはっきりと気づきます。
気づけたことが自分でも嬉しい、誇らしいと思っていなければ、100人からの人、自分と同世代の子もいるなかで、中学生が親に有難うなんていわないでしょう。
ホームステイは、英語の上達、異文化体験、英語習得のモチベーションをあげるという側面でお勧めしてきましたが、反抗期の親子関係に変化をもたらし、いい風を吹かせるとても良いチャンス。まさしく、ラボの国際交流のうたい文句「ひとりだちへの旅」なのです。今回の帰国報告で参加者代表のお母さんがお話してくれましたが、反抗期はお互いつらく、自分も子供と一ヶ月離れてみて良かったということです。
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