先週、小学生クラスの子達が「ひとうちななつ」というグリムのお話の発表候補にいれたいと言い出したので、「幼児クラスには導入して楽しくさえておかないと、わかってもらえないかもよ」ということで、4時集合で一緒に取り組むことに。
幼児のアリス3話が終わったところで、「アリス、さっきまでこの部屋にいたのに、いなくなっちゃったね。」と私。
子どもたちは素直に「うん・・・。」
「あっ、Cちゃん、これ仕立て屋さんになって縫ってて。」と私にいわれて、ラボTを立ち始めるふりのCちゃん。
「みんなは、とりあえずプーンっていって、こうやってまわって飛んでて」
そこも素直に、そして楽しそうに従う幼児たち。
「仕立て屋さんがお洋服作ってたら、外をジャム売りのおばさんが通ったんだ。
ここはドイツで、すごくジャムがおいしいの。」といいつつ、ほんもののジャムを持って、
私がジャムはいらんかね~といって仕立て屋さんのそばへ。
Cちゃんが買うふり。私はすかさず、事前に用意してあったジャムのぬってあるパンがのったお皿を持ってくる。
すると、幼児たちが寄ってくる。
「さっき、みんなプーンっていってたじゃない?あれね、ハエだっだの(ゴメン)。やっぱりこうやってジャムが美味しそうならよってくるよね。」
それからこのお話がどう進んでいくか説明し、Cちゃんにうそっこでたおされるハエになり、
紙に書いたハエの数を、英語でカウント。
幼児たちの可愛い声でSEVEN!まで数え終わったところで、SEVEN AT A STROKEの帯を出す。
その頃には他の小学生も集まってきていて、「やる!」といって帯を巻きだす。
「さあ、仕立て屋さんは、出かける前にパンをどうしたかな?」
まあ、食べてからチーズと鳥をつれていっただろうという結論にいたり、世界を相手に旅に出る前にみんなでジャムつきパンを食べました。
食べながら、お話の最初をみんなできいていました。
おはなしたどりは、次は巨人二人をたおすところにとび、石に見立ててスポンジの緩衝材をイスの上から落とす頃には、もう幼児たちもお話の展開にわくわく。
「おら、なんにもしねえぞ」などという巨人の声色をおもしろく小学生がやるので、ますます。
そのあたりで「では続きは聞いてきてね」ということになりました。
当の小学生たちも、ひとうちななつへの興味が増したようで、小学生クラスでとりあえず決をとったら、アリス1 ひとうちななつ5で、先週とは全然違う票が集まりました。
0 件のコメント:
コメントを投稿