こんなメンバーで学んでいます

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クリスマス会での集合写真

2011年9月13日火曜日

昔 可愛い子には旅をさせよ 今 反抗期こそ国際交流

                    
帰国報告会にいってきました。
自分がホームステイで、どんな体験をしてきたかを写真を数枚スライドに写しながら、短いですが体験談報告もあり、文集を読む以上に子供達の生の感想が伝わってきました。
 今年は震災の影響もあったのか、自分がホームステイという体験をさせてもらえたことに対して子供達が感謝のことばをいうシーンが多かったように思います。
中学生の男の子までが、「この体験ができたのは、親やテューター、ホストファミリー、自分に関わってくれたすべての人のおかげです。有難うございました。」とマイクの前で感謝しているのを聞いて感心しました。普通はこの年齢では友達や知り合いの前でこんなこといえません。中学1、2年男子といえば、反抗期まっさかりで返事もろくに返ってこないような年頃。女の子でも、携帯電話の使いすぎ等、いろいろある頃。

その年頃の子達が、ホームステイに参加して、日本の親のいないところにいく。いつもの自分、なれた場所、気の置けない友達に囲まれていれば、今、自分がこうして生活していられることが当たり前すぎて気づくことができないことがあります。日本で部活にあけくれる小さな自分の世界にいるだけです。親や友達と離れることで、自分にとってその存在がいかに大切だったかも実感します。
 出発前に、「準備はできたの?」と口うるさくいわれて、うっとうしいと思っていた親も、「そういえば、おみやげ作りを手伝ってくれたな・・・。有難う。」という思いに変わります。してもらって当たり前と思っていたことも、向こうの家族にやってもらえば、“Thank you”といい、そして、日本の家族にもしてもらっていることは決して当たり前のことではないんだとはっきりと気づきます。
 気づけたことが自分でも嬉しい、誇らしいと思っていなければ、100人からの人、自分と同世代の子もいるなかで、中学生が親に有難うなんていわないでしょう。

ホームステイは、英語の上達、異文化体験、英語習得のモチベーションをあげるという側面でお勧めしてきましたが、反抗期の親子関係に変化をもたらし、いい風を吹かせるとても良いチャンス。まさしく、ラボの国際交流のうたい文句「ひとりだちへの旅」なのです。今回の帰国報告で参加者代表のお母さんがお話してくれましたが、反抗期はお互いつらく、自分も子供と一ヶ月離れてみて良かったということです。

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